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新型コロナウイルスIgG抗体検査について

7月1日より、新型コロナウイルスIgG抗体検査を開始します。

ご希望の方はお電話にてお問い合わせください。

 

COVIT-19 抗体検査

当院では、新型コロナウイルスIgG抗体検査(アボット社・CLIA)を実施しています。当院で血液を採取し、保健科学グループの検査センターにて、精密機器を用いた検査になります。

アボットのIgG抗体検査試薬は、米国において米国食品医薬品局(FDA)より緊急使用許可を、欧州連合よりCEマークを取得し、広く使用されていますが、国内においては、研究用試薬として提供され、疫学調査として有用されています。

この検査は、臨床現場においては情報が少なく、解明されていないことが多くあり、検査結果の解釈や結果の利用の仕方が定まっておりません。そのため、保険適用外とされ、自費診療となり、料金は6600(税込)です。

現在広く行われつつあるイムノクロマト法による簡易キットは、偽陽性がかなり多いとされているため、当院では行っておりません。

アボットの抗体検査は、感度は100%、特異度は99・6%で、有病率5%の場合、陽性的中率は92・9%、陰性的中率は100%という結果でした。

『感度』とは実際に新型コロナに感染しているときに、正しく陽性が出る確率を示します。

『特異度』は新型コロナではないときに、正しく陰性が出る確率を示します。

IgG抗体とはウイルス感染後2週間くらいで体内に作られるたんぱく質のことで、IgG抗体検査は過去の感染歴(コロナにいつのまにか感染し無症状のまま勝手に治癒した事があるかどうか)を調べる検査です。現在かかっていて人に移す可能性があるかどうかを調べるものではありません。従って当院ではPCR検査・IgM検査は施行できません。

IgG抗体陽性=過去に新型コロナウイルスに感染したということです。よってIgG抗体陽性の方がさらにPCR検査を行う必要はないと考えます。

IgG抗体が陽性であれば再感染しないというデータは確立されてはいませんが、少なからずコロナと戦う免疫が備わっていることの証明であり、日常生活を送る上でコロナストレスの軽減になればと考えています。

IgG抗体が陽性であっても2週間以内に感冒症状等が無ければ仕事等を休む必要性はないと考えられます。したがって当院では風邪症状が治ってから少なくとも2週間以上経過し、かつ現在風邪症状がないこと、また2週間以内に風邪症状の方と接触がないこと等が条件となり、条件に該当する方に限定して検査を行います。

 検査には採血が必要となり、検体を外部委託するため結果が出るのに34日要します。検査結果は原則として検査を受けたご本人に直接お知らせします。

 注意しなければならないのは、IgG抗体陽性が今後二度とウイルスにかからない免疫を獲得したことを意味するのかは現時点では不明ということです。たとえ抗体が陽性であってもいわゆる新しい生活様式(①身体的距離の確保②マスクの着用③手洗いなど)を心掛けるべきであると考えます。

厚生労働省ホームページ 新しい生活様式 へはこちら

 

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